光造形3Dプリンターの種類|出力方式の違いは?

saito83jc

2022年07月09日 15:18

光造形3Dプリンターは、細かく分けると以下の種類に分けられます。

DLP方式
LCD方式
SLA方式
インクジェット方式
これらのなかで最も普及している方式が、DLP方式とLCD方式です。今回はDLP方式とLCD方式の2種類について違いを解説します。


DLP方式

DLP方式は、機器に搭載されたプロジェクターを用いて面で紫外線を照射し、レジンを硬化させる仕組みです。例えばSLA方式の場合は、一筆書きのようにして点で紫外線を照射しながらレジンを硬化させます。

しかしDLP方式では、一筆書きではなく面で紫外線を照射するため、造形スピードに優れているのが特徴です。また、造形の精度にも優れているので、微細な造形物をプリントしたい場合に適しています。

DLP方式の3Dプリンターはメンテナンス性がよく、性能に優れていることから導入コストが高めであるものの、消耗品が少ないのでランニングコストを安く抑えられるメリットがあります。


LCD方式

LCD方式は、DLP方式のようなプロジェクターではなく、液晶ディスプレイのLCDパネルを用いて紫外線を照射する仕組みです。

DLP方式と同じく、面で紫外線を照射するタイプのため、高速造形が可能。LCDパネルは解像度の高いモノを用いることで、より精密な造形に対応できます。

ただしLCD方式で使用するLCDパネルは、造形時に発生する熱と紫外線に弱く、定期的に交換しなければなりません。DLP方式に比べて導入コストこそ安い傾向にありますが、ランニングコストは高くなります。

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