産業用ロボットの種類

saito83jc

2022年09月30日 14:47

産業用ロボットには多くの種類があり、軸の数や取り付けるアームによって得意な作業がそれぞれ異なります。代表的なものとして「水平多関節ロボット」「垂直多関節ロボット」「直角座標ロボット」「パラレルリンクロボット」のそれぞれの特徴を以下にご紹介します。

水平多関節ロボット
関節の回転軸が全て垂直に揃い、水平方向にアームが動作するロボットを「水平多関節ロボット」と呼びます。

水平多関節ロボットは他の関節ロボットに比べてシンプルな構造をもったロボットで、三次元の動きは苦手なものの、平面的な動き(特に押し込む動作など)を正確かつ早く行えます。用途例としては、組立作業に活用されることが多いロボットです。


垂直多関節ロボット
軸の数が多く肘や手首のような関節があり、複雑な動きを稼働させるのに向いているのが「垂直多関節ロボット」です。

これまでは4軸・5軸・6軸のものが一般的でしたが、近年では7軸以上を持つロボットも販売されるようになっています。人の腕の構造と似ていることが最も大きな特徴で、人の作業の代替に活用することが向いているロボットです。用途例としては、溶接や塗装などに多く活用されています。


直角座標ロボット
回転ではなく、3軸が直行するスライド軸によって構成されているのが「直角座標ロボット」です。

クレーンゲームのような動きをイメージすると分かりやすいかもしれません。単純な動きの分、制御が非常にしやすい特徴があります。用途例としては、重量物の搬送などに用いられることが多いロボットです。

パラレルリンクロボット
パラレルは平行ではなく並列を意味するのが「パラレルリンクロボット」です。パラレルメカニズムと呼ばれる、複数の並列なリンクを介して一点の動きを制御する方法を用いた産業用ロボットを指します。

高精度な動きを実現する反面、人の腕との構造の違いにより、人間の作業を代替する役割よりも他の多関節ロボットが苦手な分野を任せることに向いています。用途例としては、プレス加工などに用いられることが多いです。

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