DCモーターのメリットとデメリットについて

DCモーターのメリットは?
DCモーターのメリットとして、直流電源を利用するため装置全体の構造が単純で済むというものがあります。交流のように極性が切り替わる場合は、対応するために装置が複雑になってしまいますが、直流は電流が一方向にしか流れず、電圧も比較的安定しているので、制御するのが容易です。その結果、装置を簡略化して低コストで製品を作ることが可能になります。

さらに、交流電流よりも直流電流の方が制御が容易なため、DCモーターの回転特性が安定し、反応も良くなるというメリットもあります。反応の良さを最も実感できるのは、モーターが動き出す瞬間です。DCモーターを使った製品は、起動させると毎回直ぐに動き始めて、使用する人にストレスを感じさせることがありません。DCモーター搭載の扇風機などを使ってみると、その性能の良さを如実に体感することができるでしょう。

DCモーターは直流電流で動くため、電池などの持ち運びのできる電源を利用できるのもメリットの1つです。コンセントから交流電流を供給するモーターの場合は、使える場所が制限されますし、交流電源に対応する回路を追加するために装置が大きくなって、持ち運ぶのに一苦労します。電池などの小型軽量の電源を使うためには、DCモーターの利用を検討するしかありません。

DCモーターのデメリットは?
ブラシのあるDCモーターは、ブラシが原因となるデメリットが幾つかあります。

まず、ブラシと整流子が消耗するために、製品寿命が短くなってしまいます。ブラシなどを交換すれば継続して使うこともできますが、メンテナンスを必要とするため、手間も費用も掛かってしまいます。このことを考慮して製品寿命が来た時には、メンテナンスをするのか、新しいものを購入するのかを決めなくてはなりません。DCモーターを使っている製品は比較的安価なものも多いので、どちらがコスト的に有利になるかを検討する余地もあるでしょう。
DCモーターのメリットとデメリットについて

さらに、ブラシから騒音が発生する可能性もあります。機械的な接触のある箇所なので、ある程度の音が出るのはやむを得ませんが、使用し続けている間にブラシなどの磨耗により、大きな騒音となる場合もあります。気になるような大きな音が出るようになったら、メンテナンスや交換をしなくてはなりません。

他にも、ブラシが原因となって電気ノイズや粉塵が発生することもあります。このような問題は、DCモーターを搭載している機器だけではなく、周囲にも影響が及ぶため、事前に十分仕様を確認しておく必要があります。
DCモーターのメリットとデメリットについて

DCモーターの主な用途
DCモーターは、多種多様な分野の製品に使用されています。小型化やコストダウンに役立つため、民生品としては、扇風機、電動歯ブラシ、エアコン、冷蔵庫など数多くの電気機器に搭載されるようになりました。電池でも動作可能なことから、携帯タイプの電気機器でモーターが必要とされる場合は、DCモーターが使用されることがほとんどです。携帯タイプの電気機器にとっては、なくてはならない存在となっています。

産業用の機器でも、ATM端末機器、計測器、自動車、医療機器など多彩な分野で、それぞれの用途に応じたスペックのDCモーターが採用されています。既成品のDCモーターだけではなく、各用途に応じて専用のものが開発製造されて、製品に搭載されることも珍しくありません。

-----------------------------------------------------------------------------------------------
skysmotor.com中空ステッピングモータステッピングモータブレーキなどを販売している専門的なオンラインサプライヤーです。お客様に競争力のある価格、または効率的なサービスを提供しております。


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。