3Dプリンタの種類による精度の違い

金属粉末を溶かして造形するパウダーベッド方式には、
さらにレーザー積層造形(SLM)と電子ビームを用いる電子ビーム積層造形(EBM)の2種類があります。
この種類によっても造形品の精度に関係するため、それぞれの特徴について解説します。
3Dプリンタの種類による精度の違い

レーザー積層造形の特徴
金属粉末を溶かすための熱源にレーザーを使用したものをSLMといいます。
SLMはEBMと比較すると出力が低く、
融点が高い金属は不得意としています(近年高出力レーザーの装置も販売されており、造形自体は可能です)。
使用する金属粉末粒径も60ミクロン未満とEBMよりも小さい粉末を使用します。
そのため、EBMよりも精度が高く、なめらかな表面のものを作成できます。
精度の高さを重要視するのであれば、EBMよりもSLMを選んだほうがよいでしょう。
3Dプリンタの種類による精度の違い

電子ビーム積層造形の特徴
EBMは電子ビームで金属粉末を溶かしていく方式です。
扱う金属粉末の大きさが45ミクロン~105ミクロンとSLMよりも大きく、SLMよりも寸法精度は劣ります。
EBMの金属粒径が大きい理由は、電子ビームの出力の大きさに起因して発生するスモーク現象を抑制するためです。
スモーク現象自体は粉末側の工夫で抑制できるものになってきています。
一方、EBMは使用するサポート材が簡素でよい、というメリットもあります。
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